【フランス留学・語学学習】外国語の書く力を向上させる -2-

今日は新学期4日目でした。今日受けた授業の先生方は、ノートが取りやすい話し方をしていたので本当に助かった…!!午前中に1時間半の授業が1つと、午後に3時間の授業、1時間半の授業が1つずつ。

フランスの大学は(私がいるところだけ?)昼休み以外休み時間がない(!!)ので、4時間半続けての授業…。3時間の授業だと、さすがに先生も休憩を入れてくれることが多いですが、それでも集中力が…。

疲れてくると、記憶力の低下が起こっているのが外国語でノートをとっていると顕著にわかります。聞いてわかった!とおもっても、いざノートに書こうとすると忘れちゃってる!短期記憶の消えるスピードの早いこと!

留学して、「わかるのにノートに書けない」現象を体験した方がいたら教えてください。私だけじゃないよね…?

さて、昨日の予告の通り、外国語の文章力について書きたいとおもいます。

まず、私がどうやってフランス語を学んだかですが、日本の大学で専攻してました!以上。
フランス語圏の帰国子女ではないし、大学に入る前に高校とかでやっていたわけでもありません。(やってる学校あるんですね。大学入るまでそういった高校があるとは知りませんでした。地方の公立高校だったもので、英語しかなかったよ…。)大学に入って、a, b, c ...から勉強しました。

それから大学3年生の時に交換留学で、フランスの今通っている大学に留学し(別の学部だった)、それから何年かして同じ大学(の別の学部)に舞い戻ってきました。

大学でのフランス語の勉強方法はいたって簡単、丸暗記!!フランス語教育のエキスパートである先生方の敷いてくれたレールに乗ってひたすら全部覚える!というかんじでした。もちろん、文法の説明とかも理解するように勉強するし、覚えようとはするんですが、基本は教科書・教材を暗記していました。暗記の仕方のシステムさえちゃんと作れば、意外と暗記できるものですよ。人間の脳みそってすごいね…。関係ないけど、フォトグラフィックメモリーとかある人羨ましすぎる…。

文法は、問題を繰り返しやって暗記することでかなりできるようになりました。(じゃないと単位取れないし…。)

まとまった文章を書くというのは、実はあまりフランス語では習っていなくて、英語からの知識が多いです。大学では、初めて習うフランス語だけでヒーヒー言っているのに、非情なことに英語まで授業を取らなければいけないんですよね。(いや、別の言語でもいいんだけど、初めての言語2つはちょっと無理かなーとおもって英語にしました。)

英語の授業では文章を書くこと、それも「〜について議論する文章を書け」みたいな授業だったので、イントロの書き方、段落の構成、文章のまとめ方、決められた語数にいかにおさめるか、どうやったら明快に論理を展開できるかなどを勉強して、英語で書く課題が出されました。フランス語の授業もきつかったけど、英語の授業も割とキツかった。

そんなこんなで、英語の授業で得た知識をフランス語に応用して、文章の構成は考えるようにしています。

フランス語の書く力を伸ばすために、文法の問題集を繰り返しやることも効果的ですが、すでにある文章を写すのも効果的。声に出して読みながら書いて、あぁこうやって書くんだな、この表現使えるなというものを自分の中にストックしていっています。

私にとってのこれからの課題は、要求されているレベルのフランス語を最小限の文法ミスで書くこと!できるのかなぁー。なんか無理そ…。でもやらなくては!

使う教材はフランス語のものと日本語のものを併用しようとおもいます。また、法学の分野特有な書き方も勉強しなきゃ…。そんな時に役立つのが、法学の過去問集

過去問集とは、フランスの大学の期末試験で出題された問題に、模範回答例がついたものです。これは、毎年出版されているみたい。多分法学部だけだとおもいますが、フランスの国立大学はどこにいってもほぼ同じカリキュラムで同じ科目を勉強します。(強化によっては年次が前後する場合はあるらしい。)それで、例えば、債権法(Droit des obligation) だったら、その科目の期末試験と模範解答が集められて、本にして出版されるという感じです。いったい、だれがどうやって提供しているんでしょうね。でも、先生の名前と誰が模範解答を書いたかも載っているので、きっと出版社にコンタクトされた先生たちが出しているのでしょう…。

とりあえず、そこに掲載されている模範回答例を写しながら勉強するのをまずやってみようとおもいます。

それから、フランス人向けの文法の参考書というのも売っていて、それには、より「高度・高級な」フランス語を書くための知識がたくさん詰まっています。例えば、フランス語でもっともよく使う動詞であり、助動詞であるêtreとavoirを使った表現は、格調高い文章ではかなり嫌われます。あと、faireとかも。

この本には、どうやったら他の動詞に言い換えができるか、といったことまでリストになって書いてあるので超便利!!ありがとう!作者さん!!これも使ってみる予定です。

日本語で読める文法の本は白水社の「中級フランス語」のシリーズが面白いし、本当に勉強になります。最近読んでないから、また読み始めようかな。

まとめますと、
(1)過去問集の模範解答例を写す
(2)フランス語の文法書を読んで勉強する(特に言い換え)
(3)白水社「中級フランス語」シリーズでフランス語の文法に関する知識を深める

優先順位はこんな感じで、勉強していきたいとおもいます!進捗報告する予定です。



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