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初めてフランス語を勉強する人にオススメの学習書・勉強法

最初は誰もが初心者です。私も大学入学時はまったくフランス語を勉強したことがありませんでした。 勉強していく中で、これは役に立った!後から見つけてこれが自分が初級の時持ってたら良かったかもと思ったものを紹介します。 初めてフランス語を勉強するみなさんの参考になれば嬉しいです。 目次 1. 辞書 2. 単語集 3. 教科書 4. 文法書 5. その他参考書 6. 勉強内容と勉強法 1. 辞書 辞書が必要だということは、いうまでもありません。とりあえず辞書で調べるというクセはつけておきたい技術です。紙辞書は引くのに時間がかかりすぎると思うかもしれませんが、グッとこらえて慣れるまでやってみると、このへんかなーって開いたページに探している単語が出てくるくらいまでに熟練してきます。 Le Dico ディコ仏和辞典(白水社) 利点 初心者に使いやすい。 大学でフランス語を専攻したときにまず最初に進められたのが、この辞書です。私はもともと持っていたものを使ったので、これはメインでは使っていませんでしたが、参考のためにあとで購入してたまに使っていました。ネイティブチェックがしっかりしているのか、かなり 自然でかつ現代的なフランス語 なのではないかなという印象を持ちました。 そんなに重くない。(辞書にしては、という意味ですが…。)持ち運ぶにはまあまあいいんじゃないかなと思います。 語彙数もしっかり入っている ので、安心して使えます。外で勉強される方にはオススメです。 お手頃価格。 新装版になってから少し安くなったようです。古い方は4千円以上したと思います(税込で)。前のでも、 内容からしたらかなり安価 だと思いますが、お手頃になるのは初めて学ぶ人には嬉しいですね。 欠点 欠点を見出すほどは使っていないのですが、 固有名詞が少なめかな? と思いました。 ロワイヤル仏和中辞典(旺文社) 利点 語彙数 。この一言に尽きる気がします。熟語や用法も細かく載っています。私は初心者の時からずっとこれを使用しています。 専門的に勉強するつもりなら、最初からこちらの辞書が良い かと思います。(あとで買い換えるのはお金もかかるので。) 細かいニュアンスも載っている 。使い分けに迷う単語が出てきても、だいたい辞書に書いてあっ

条件法・接続法強化週間④ ー『中級フランス語 あらわす文法』を読む(6章)ー【語学学習・フランス語】

フランス語学習の条件法・接続法強化週間 第4弾 です。 ルールは知っているけど、どこで使ったらいいの!? …となりがちな、フランス語の条件法と接続法について私が勉強していくスタイルのブログです。 読者の皆さんも一緒に勉強しましょう!参加をお待ちしています。 今日は、 東郷雄二『中級フランス語 あらわす文法』  という本の第6章「現実ではない世界をあらわす:条件法と接続法」を読みながら、自分が知らなかったこと、そうなんだ!と新しく学んだことをメモしていきます。 フランス語の条件法・接続法強化週間 序章: 【フランス語・語学学習】条件法・接続法強化週間ー序章ー その1: 条件法・接続法強化週間① ー『現代フランス広文典』をよむ(条件法編)ー その2: 条件法・接続法強化週間② ー『現代フランス広文典』をよむ(接続法編・前半)ー その3: 条件法・接続法強化週間③ ー『現代フランス広文典』をよむ(接続法編・後半)ー 強化週間で扱う予定の本はこちら 目黒士門(著)『現代フランス広文典』   第7章の条件法と接続法の記述の部分 東郷雄二『中級フランス語 あらわす文法』   ←今日の記事はココ   6章 現実ではない世界をあらわす:条件法と接続法 曽我祐典『中級フランス語 つたえる文法』   4章 事態にともなう状況を表す 西村牧夫『中級フランス語 よみとく文法』   3章 否定から条件法へ   7章 接続法の考え方 渡邊淳也『中級フランス語 叙法の謎を解く』   第1章 条件法   第2章 接続法 ちなみに、動詞の活用の勉強はこの本がオススメです。 新書サイズでコンパクト。持ち運びに便利です。 今日の勉強の目次 (6章 現実ではない世界をあらわす:条件法と接続法)  1課 現実モード、空想モード、思考モード ー法 (mode) とは何か  2課 こうありえたかもしれない世界 ー条件法の世界  3課 私のコトバと他人のコトバ ー条件法のもう一つの顔  4課 まだ見ぬ秘書 ー接続法の世界 1課 現実モード、空想モード、思考モード ー法 (mode) とは何か 著者は、直説法、条件法、接続法を選ぶために3つのボタンがあるようなゲームをしていると例えて話をしている。そ

条件法・接続法強化週間③ ー『現代フランス広文典』をよむ(接続法編・後半)ー【語学学習・フランス語】

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週初めに授業が集中しているため忙しく、ブログ放置していました。 それでも訪れてくださった方、ありがとうございます。 今日は、 条件法・接続法強化週間 の 第3弾 です。 今日は 『現代フランス広文典』 の第7章は動詞についての章から、「接続法」に関する部分の後半を読んでいきたいとおもいます。 (前回の記事は こちら から。) フランス語の条件法・接続法強化週間 序章: 【フランス語・語学学習】条件法・接続法強化週間ー序章ー その1: 条件法・接続法強化週間① ー『現代フランス広文典』をよむ(条件法編)ー その2: 条件法・接続法強化週間② ー『現代フランス広文典』をよむ(接続法編・前半)ー 強化週間で扱う予定の本はこちら 目黒士門(著)『現代フランス広文典』   ←今日の記事はココ   第7章の条件法と接続法の記述の部分 東郷雄二『中級フランス語 あらわす文法』   6章 現実ではない世界をあらわす:条件法と接続法 曽我祐典『中級フランス語 つたえる文法』   4章 事態にともなう状況を表す 西村牧夫『中級フランス語 よみとく文法』   3章 否定から条件法へ   7章 接続法の考え方 渡邊淳也『中級フランス語 叙法の謎を解く』   第1章 条件法   第2章 接続法 ちなみに、 動詞の活用 の勉強はこの本がオススメです。 新書サイズでコンパクト。持ち運びに便利です。 目次(接続法)  接続法の用法  名詞節における接続法  形容詞節における接続法  副詞節(状況補語節)における接続法  独立節における接続法  ←前回はココまで  接続法と直説法の時制の対応  接続法時制とその他の用法  接続法と条件法  ←今日はココまで 接続法と直説法の時制の対応 接続法時制とその他の用法 接続法と条件法 この3つを別々にメモを取っていくつもりだったのですが、途中で… 「これ全部一つの表にまとめた方がわかりやすいじゃん!!」 ってなったので、まとめてみました。 接続法と直説法の時制の対応(表上部) 接続法時制とその他の用法 (表中の 緑 の部分) 接続法と条件法 (表中の 青 の部分) なんかやった感ありますね。 実際は例文を読みながら進めたので

フランス語の動詞の活用ってどうやって勉強すればいいの!? ーレベル別勉強法ー

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フランス語の動詞は人称と時制と叙法によって変化します。 リストにするとこんな感じ… 直説法 (indicatif) 現在 (présent) 複合過去 (passé composé) 半過去 (imparfait) 単純過去 (passé simple) 大過去 (plus-que-parfait) 前過去 (passé antérieur) 単純未来 (futur simple) 前未来 (futur antérieur) 条件法 (conditionnel) 現在 (présent) 過去 (passé ; 1er forme) 過去第2形 (passé ; 2e forme) 命令法 (impératif) 接続法 (subjonctif) 現在 (présent) 半過去 (imparfait) 過去 (passé) 大過去 (plus-que parfait) 加えて、過去分詞 (participe passé) と現在分詞 (participe présent) もちろん、辞書に載っている形の不定形 (infinitif)も…。 これ全部覚えるの…!? そして、覚えられるの!? 全部覚えなきゃダメなの? いつ、どうやって覚えればいいの? そんな疑問のお応えするため、個人的経験から学習段階に応じて勉強法をまとめました! 目次  はじめに時制の交通整理  初級での勉強法  中級での勉強法  中上級での勉強法  超上級な人の動詞の活用勉強法  具体的な活用の暗記方法 はじめに時制の交通整理 まず、動詞の活用と言っても実際に活用を暗記する側面とその活用の用法の側面の2つがあります。 もちろんこれらは無関係ではありません。 でも、この違いをきちんと整理しておかないと余計に覚えることが多くなります。 他にもたくさん勉強しなきゃいけないことがある! だから、動詞の活用変化の暗記は効率よくやりたいですよね!? そこで、 活用型と用法を分ける ことをオススメします! ここで一番重要な分け方は、 単純時制と複合時制に分ける こと。 自分がどっちを勉強しているのかを意識することで、何を暗記しなきゃいけないかがはっきりします。 単

【語学学習】フランス語の書く力をつける(進捗3)

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こんにちは! フランス語の書く力を伸ばそうという試みの進捗 第3弾 です。 今日の午後は気分転換に中心街のカフェに。 本屋さんのすぐ近くにあるので、よく行きます。 教科書を買いに行って、それからカフェで少し勉強。 目次  このプロジェクトに関して…  勉強手順  勉強した内容・メモ・コメント  おわりに このプロジェクトに関して… この取り組みに関して、 詳しくはこちらの記事へ↓↓↓ 【フランス留学・語学学習】外国語の書く力を向上させる 【フランス留学・語学学習】外国語の書く力を向上させる -2- 過去問集からDissertationと呼ばれる論述問題形式の問題と模範解答を使いました。 進捗報告はこちら↓↓↓ 【語学学習】フランス語の書く力をつける(進捗1) 【語学学習】フランス語の書く力をつける(進捗2) 勉強手順 今まで同様4ステップで勉強しました。 4ステップの詳細は進捗報告1回目の この記事 をチェック! Step 1:「気づき」に注意しながら模範解答を紙に手で写す 今日はLAMYを使いました。 Step 2:書き終わったら、気になった項目をまとめてパソコンに打ち込む、辞書を引く Step 3:印刷してノートに貼る・ノートの読み直し Step 4:単語と用法を単語帳に書き写しておく(手書き) 前回に続いて今回も 使用したのは, Les annales du droit 2018, Droit civil des obligation (Dalloz) ロワイヤル仏和中辞典(旺文社) Le Petit Robert (Le Robert)        勉強した内容・メモ・コメント (箇条書き部分は過去問の模範解答からの引用) Énuméré es aux articles 1180 et suivant s ..., ces différences concernent ... 気づいた点: 1)Énumérées と文の主語の ces différences が性数一致している。 2)aux articles と複数になっている。 これは自分では書けなかったかも。à l'arti

条件法・接続法強化週間② ー『現代フランス広文典』をよむ(接続法編・前半)ー【語学学習・フランス語】

条件法・接続法強化週間 の 第2弾 です。 接続法って一体なんなの? …と初めて習ったときにおもいました。 すごくボヤァとしていてわかりにくい。 que があれば必然的に接続法が来るのかと思えばそうでもないし。 一体どうしたらいいのでしょう。 とりあえず、絶対に接続法になる bien que... とか alors que ... とか Il faut que ...とかは… (実際はもっとたくさんあるけど…) 覚える!!という勉強を今までしていました。 学部でフランス語やってたときは、一つ一つの文法項目はなんでかなぁ? …なんて考えていたらあっという間に試験が来てしまうので、 そんな余裕はなかった。 だから、ひたすら暗記 。 条件反射になるくらい暗記。 それはもう、もはやスポ根アニメ並みというくらいに。 あのときは、2週間に1回ぐらい試験あった気がする。 しかもひどい週は2、3個フランス語のテストがあった…。 今も余裕があるわけではないですが、自分で考えて書かなきゃいけないことが増えたので、きっちり身につけていきたいです。 わからなかった(そして今でもわからない)ところをこの強化週間を機に勉強していくぞ! そういうわけで、今日は 『現代フランス広文典』 の第7章は動詞についての章から、「接続法」に関する部分を読んでいきたいとおもいます。 (長かったので前半・後半に分けました。) 前回の記事: 条件法・接続法強化週間① ー『現代フランス広文典』をよむ(条件法編)ー 前々回の記事: 【フランス語・語学学習】条件法・接続法強化週間ー序章ー 強化週間で扱う予定の本はこちら 目黒士門(著)『現代フランス広文典』   ←今日の記事はココ   第7章の条件法と接続法の記述の部分 東郷雄二『中級フランス語 あらわす文法』   6章 現実ではない世界をあらわす:条件法と接続法 曽我祐典『中級フランス語 つたえる文法』   4章 事態にともなう状況を表す 西村牧夫『中級フランス語 よみとく文法』   3章 否定から条件法へ   7章 接続法の考え方 渡邊淳也『中級フランス語 叙法の謎を解く』   第1章 条件法   第2章 接続法 ちなみに、動詞の活用の勉強はこの本がオスス

フランス語正書法① ーFaites le point ! を読む(その1)ー【語学学習・フランス語】

今日はフランス語正書法についての本、 Marie-France Claerebout "Faites le point ! " を読みました(その1)。 面白エピソードがたくさん詰まっていたので、紹介します。 第1章 Chapitre premier Un point, c'est tout この章の最初は、ピリオド、フランス語で言うと point について。 文の最後に打つよねーという話。まあ、ふつうかなとおもいきや!?!? Georges Perecという作家の L'Art et la manière d'aborder son chef de service pour lui demander une augmentation  という作品は、 88ページ句読点ナシ!! らしいです。 文が長いといえば プルースト かな?と思ったけど、上には上がいるんですね。プルーストは1ページに2、3文しかないイメージ(多分違うけど、気分的に)。関係ないけど、アルファベットの e 使わないで本を書いた作家がいなかったっけ?どっかで読んだ気がするけど、忘れました。 それから、文が長いといえば、判決文!(法律学科で勉強しているのでたくさん読みます。) 例えば、適当にとってきた判決文を見てみると… (一年前の今日の日付のものをランダムに選びました) AUX MOTIFS QUE le litige dont est saisi la cour d'appel porte sur la reconnaissance de dette du 1er juillet 2011 ainsi rédigée : " Je soussigné M. X... Z... devoir la somme de quatorze mille 14. 000 euros à Monsieur A...Jean-Pierre demeurant à Montrejeau " ; qu'il est établi, et non contesté par M. Jean-Pierre Y..., que cette reconnaissance de dette n'a pas ét

条件法・接続法強化週間① ー『現代フランス広文典』をよむ(条件法編)ー【語学学習・フランス語】

授業の課題が忙しく、月曜日、火曜日はフランス語の文法の勉強から離れていましたが、予告通り、 条件法・接続法強化週間 を実施したいとおもいます。 前回の記事: 【フランス語・語学学習】条件法・接続法強化週間ー序章ー 扱う予定の本はこちら 目黒士門(著)『現代フランス広文典』   ←今日の記事はココ   第7章の条件法と接続法の記述の部分 東郷雄二『中級フランス語 あらわす文法』   6章 現実ではない世界をあらわす:条件法と接続法 曽我祐典『中級フランス語 つたえる文法』   4章 事態にともなう状況を表す 西村牧夫『中級フランス語 よみとく文法』   3章 否定から条件法へ   7章 接続法の考え方 渡邊淳也『中級フランス語 叙法の謎を解く』   第1章 条件法   第2章 接続法 まず、 『現代フランス広文典』 から。第7章は動詞についての章です。動詞の活用から、動詞の性質、代名動詞、助動詞、動詞時制…すべて含まれている章なので長いです!! その中で、「動詞時制の用法」に記述されている「条件法」を読んでいきたいとおもいます。 目次 条件法  条件文における用法  条件節に変わる表現  条件法のその他の用法  条件法過去第2形  条件法重複合過去 KEY : 直=直説法;条=条件法;現=現在(形)etc. いつも通り、自分が気になった項目を紹介します。 まず、最初の用法の例文で笑った 。 Si je gagnais le gros lot, je le partagerais avec vous.   (もし宝くじの1等を当てたらあなたと山分けするのだが。) Moi, si je gagnais le gros lot, je ne le partagerais avec personne ! 私だったらだれとも分け合わないよ!はこういいます。え?いえいえ、別に私のことじゃないですよ。ええ、決して…。 それはともかく、文法の勉強を進めます。 条件法現在の用法;(注)条件節が2つある場合、2つめの si は、とくに et, ou, mais のあとで que に置き換えられて、 que のあとは接続法を使う 。 そういえば、こんなルールあった!遭遇頻度が低い文法事項

【フランス語・語学学習】条件法・接続法強化週間ー序章ー

冠詞についての勉強がひと段落したので、次のテーマは、 「条件法と接続法」 にします。これから1、2週間かけて、このテーマを掘り下げて勉強していきたいとおもいます。 「時制」にしようかなと思ったのですが、テーマが大きすぎて、授業や大学の勉強と並行してやるには重すぎるとおもい、休暇中などもっと時間があるときにやろうとおもいました。 期間については、今週は忙しい(予定)なので、さすがに1週間では終わらないかなとおもい、2週間をめどに期限を切ろうとおもいます。3週間に渡ると時間がかかりすぎで、強化週間の意味がないので、 なんとか2週間(14日間)におさめたい! 取り扱うのは以下の本(とその章)です。 目黒士門(著)『現代フランス広文典』第7章の条件法と接続法の記述の部分 東郷雄二『中級フランス語 あらわす文法』の「6章 現実ではない世界をあらわす:条件法と接続法」 曽我祐典『中級フランス語 つたえる文法』の「4章 事態にともなう状況を表す」 西村牧夫『中級フランス語 よみとく文法』の「3章 否定から条件法へ」と「7章 接続法の考え方」 渡邊淳也『中級フランス語 叙法の謎を解く』の「第1章 条件法」と「第2章 接続法」 こんな感じでしょうか。余裕があったら(週末とかに)フランス語の文法書にも手を出してみたいけど、あまり欲張らないようにしたいとおもいます。すでに上のでかなり欲張っていますが…。 順番も、それぞれの分量を考えると概ねこんな感じでやっていきたいとおもいます。 がんばるぞー! (これを機に、フランス語関連の積ん読を解消したい…。) 第1回  条件法・接続法強化週間① ー『現代フランス広文典』をよむ(条件法編)ー 目黒士門(著)『現代フランス広文典』 東郷雄二『中級フランス語 あらわす文法』 曽我祐典『中級フランス語 つたえる文法』 西村牧夫『中級フランス語 よみとく文法』 渡邊淳也『中級フランス語 叙法の謎を解く』

【語学学習・フランス語】冠詞について③ー『中級フランス語 あらわす文法』を読む(第1章)ー

今日の文法の勉強は、 東郷雄二著『中級フランス語 あらわす文法』 の1章「モノとコトをあらわす:冠詞と名詞のはたらき」(1課〜7課)を読みました。 フランスの語の冠詞の勉強日記 その1: 【語学学習・フランス語】冠詞について①ー『現代フランス広文典』を読む(前半)ー その2: 【語学学習・フランス語】冠詞について②ー『現代フランス広文典』を読む(後半)ー 本日使った本(の一部分)の概要 1章 モノとコトをあらわす:冠詞と名詞のはたらき  1課 パンはどこにある? ー冠詞は何の役に立つのか  2課 冠詞の二つの働き ー意味を区切り、談話を組み立てる  3課 コトバは意味をどのように区切るか ー冠詞の認知機能  4課 定と不定はどのように決まるか ー冠詞の談話機能  5課 定冠詞を支える隠れた枠組み ー再び初出の定冠詞について  6課 フランス人はチーズが好き ー総称を表す冠詞  7課 Un Mozart って何だろう ー固有名詞につく冠詞 コラム 仏和辞典はどうやってつくる? この章の目次を見ただけでもワクワクしますよね! ねっ!? (強気) 勉強メモ 今回もまた、自分がなるほどなぁとおもった点をピックアップしてまとめていきます。(私の個人的な勉強ノートです。本の内容をバランスよく紹介しているわけではないので、ぜひご自分で読んでください!) 1課 パンはどこにある? ー冠詞は何の役に立つのか 「私 (著者) はここ( なんでこういった文法の現象が起こるのだろう?という疑問提起が前述されています) に冠詞の秘密が潜んでいると考えています。その秘密とは、冠詞には実は二つの異なるレベルの機能が重ねられているということです。」 著者による「二つの異なるレベルの機能」とは、 1. 可算/非可算 の区別(後の課で「認知機能」とされている)が関係するレベル 2. 不定/定 の区別(後の課で「談話機能」とされている)が関係するレベル だそうです。 最初に冠詞を学ぶ時にここまで教えてもらったらいいなぁとおもった点です。でも、多分習ったんだけど、入門レベルだとそこまで頭が回らないというか、理解がそこまで達していないというのもあるので、一概にはいえないけど。

【語学学習・フランス語】冠詞について②ー『現代フランス広文典』を読む(後半)ー

フランス語の冠詞についての勉強第2弾です。前回の記事↓↓↓ 【語学学習・フランス語】冠詞について①ー『現代フランス広文典』を読む(前半)ー 前回に引き続き、 目黒士門(著)『現代フランス広文典』 を読みました。特に、「 第4章 冠詞」の章のアウトラインはこんな感じ。 第4章 冠詞 不定冠詞 部分冠詞 定冠詞 冠詞の変形 ←前回の記事はココまで 補語名詞の冠詞 まず、「冠詞の変形」 特に目新しいことはナシ。文法書に書いてあることを知ってるとちょっと嬉しいですよね。これ、知ってるんだぜ〜〜みたいな。 そのくらいの自画自賛さがないと、語学学習なんてやってらんないよ!!(大声) そしてこの余裕は次のセクションで打ち砕かれることに…。 つぎに、「補語名詞の冠詞」について。 〈 en +名詞〉と冠詞   (2)名詞が形容詞や保護を伴う時には dans を用い、冠詞がつく。   例: se perdre en forêt → se perdre dans une forêt profonde   dans を使う方が意味が具象的で、 en を用いると意味が抽象的になる。 へぇぇぇぇ〜〜〜!!!知らなかった。何も考えずに読み飛ばしていた気がする。今度読む時気をつけてみよう…。具象的/抽象的の違いがあるんだ!なんと!!! (3)特別な慣用的表現(古語法のなごり)では名詞の前に定冠詞 la または l ’ が用いられる。 あ〜〜〜。これ、なんでなんだろうって思ってたんだよね…(調べろよ)。特に、法律の問題を解く時に、「ここの場合では」の意味で使う " en l'espèce " に、なんで l' 必要なのかなぁと疑問でした。解決したからよしとしよう。 de France/ de la France   ( 2 ) de la France となる場合   France が「フランス国」または「フランス全体」を意味する時。 これもいまいち使い分けがわからなかったやつ。大学の授業でもやったけど、そのとき、へーそんなんあるんかーと聞いてたけど、後になってもいまいちつかめなかった。乗っている例文とかフレーズを読むと納得。まとめて

【語学学習・フランス語】冠詞について①ー『現代フランス広文典』を読む(前半)ー

今日は、昨日のフランス語の勉強の続きとして、 目黒士門(著)『現代フランス広文典』 を読みました。特に、第4章の冠詞についての部分です。この章のアウトラインはこんな感じ。 第4章 冠詞 不定冠詞 部分冠詞 定冠詞  ←今日の記事は ココまで 冠詞の変形 補語名詞の冠詞 昨日と同様、読んでから、自分が知らなかったこと、それから、もう一度まとめて確認したいところだけをピックアップして、Word にまとめました。例文あったほうが自分的にはわかりやすいかなぁというところは、必要に応じて例文も写しました。 自分のメモを元に、そうなんだー!とおもったことをコメントしていきたいとおもいます!(引用部分は、目黒士門著『現代フランス広文典』(白水社)からの引用です 。) 私が必要だったところだけ抜き出したものなので(用法の種類の番号がとびとびなのはそのせいです)、フランス語学習者の方はぜひ目を通してみてください。素晴らしい本です! 冠詞の機能: N の性数を表示し、 N を現実化 (actualiser) する 現実化するって言われれば確かにわかりやすいですね!そう考えると定冠詞、不定冠詞、部分冠詞の使い分けの時にイメージがしやすいなぁとおもいました。こういう時は、この冠詞、あの場合はあっち、と文法の規則は頭に入っていますが、なぜそうなるのかという視点が加わることで、個人的にはグッと現象がわかりやすくなりました。やはり、偉大な先生に言語化していただくと、あー、そういうことか!と再確認できます。 不定冠詞: 初出の N は、原則、不定冠詞 不定冠詞の基本的用法   (1)特定されたものを指す場合 (注)初出 N でも後に限定補語を伴っていれば定冠詞   (2)不特定「どれでもいいから、任意の」を意味する。   Venez chez moi un samedi. (いつか土曜日に家へ来てください。) この、初出の名詞でも後ろに限定する要素が加わっていると定冠詞というのは、たしかにルールとしては知っている。 しかし、いざ読んでいたり、書いていたりすると、定冠詞の他の用法などなどと混ざってしまって、あれってなんだっけ???となりがち なので、メモしておきました。それから、不定冠詞の「どれでもいいから」っていうのは確かに