【語学学習】フランス語の書く力をつける(進捗1)



こんにちは!今日は以前の記事で「やる!」と心に決めたフランス語の書く力を伸ばそうという試みを実践しました。過去問週からDissertationと呼ばれる論述問題形式の問題と模範解答を使いました。


Step 1:まず、模範解答を紙に手で写す

あー、こんな感じで書くんだなぁとか、これは自分では書かないかもなぁとか気づきを大切にしながら丁寧に写していきます。
その様子が、こちら。


特に、ここ自分なら2つの文に分けるだろうけど、こうやって繋げるんだ!とか、同じこと繰り返さないためにこんな別の表現があるんだ!とかいったことに下線を引きながら書きました。振り返りのペースとしては、一段落書き写して、その段落の中で気になったことに線を引く、そして次の段落へ…という感じ。

Step 2:書き終わったら、パソコンに打ち込む
気になる項目のところを一文丸々写すか、必要なところだけ抜粋してWordに打ち込みます。そのあと、辞書を引いて、説明と用例も記録していきます。
出来上がりはこんな感じ。



Step 3:出来上がったら2部印刷

一部は書き写したノートと、過去問集のコピーと一緒に入れておき、もう一枚はあとで文法ノートに貼り付けるように取っておきます。(文法ノート買いに行かなきゃ…)


Step 4:単語と用法を単語帳に書き写しておく
同じものが複製できるという点でパソコンで作成するのはオススメですが、手で書いて覚えることもバカにできません。私は単語と用法は(例文をのぞいて)単語帳(A5サイズのわからない単語に遭遇したら書いておくノート)に書き写しておこうかなとおもい、一応写しておきました。将来的にあまりにも面倒だったらこのステップは省略するかも…。

以上、4ステップで今日は勉強しました。

細かいノートに興味がある方は、下にコピペしてちょっと変更を加えたものを載せておきます。

今回使用したのは,

  • Les annales du droit 2018, Droit civil des obligation (Dalloz)
  • ロワイヤル仏和中辞典(旺文社)
  • Le Petit Robert (Le Robert)

です。ロワイヤルは紙辞書の方を使用し、Le Petit Robert は電子辞書に入ってるものを。過去問集は大学の図書館で借りました。


過去問集の本文から抜粋
  • Elle ne saurait sexercer en dehors du cadre prévu [...]
  • [...] le contrat, en tant qu’accord de volontés destiné à produire [...], est soumis à plusieurs conditions de validité tenant à la capacité [...].
  • Le non-respect de ces conditions, serait-il involontaire, appelle [...]
  • [...] mais simplement constatée, ce qui explique qu’elle est imprescriptible.
  • Enfin, [...] elle se distingue de la nullité en ce qu’elle ne sanctionne pas une condition de validité du contrat mais son inexécution.
  • Il ressortait ... que la nullité, bien que sanctionnant nécessairement les conditions de validité du contrat, n’était pas [...]
  • Doctrine et jurisprudence avaient alors [...]

文法・表現 (説明や例文はすべて『ロワイヤル仏和中辞典』より)
  •  ne saurait + inf. (savoir cond. nég) : …できないだろう
    • On ne saurait mieux faire. (これ以上うまくやることはできないでしょう
    • On ne saurait trop le souligner. (そのことをいくら強調してもしすぎることはないだろう)

  •  tenant à (tenir à) : 起因する,由来する
    • Tout cela tient au hasard. (それは全て偶然が原因だ)
    • Cet échec tient à ce que nous étions jeunes. (あの失敗は私たちが若かったせいである)
    • À quoi tient-il que ne + subj. (なぜ…なのか;…は何によるのか)

  • fût-ce, saurait-ce: 《文》たとえ…であろうと、仮に…であっても
    • Je vous suivrai(s) partout, fût-ce jusqu’au bout du monde.
(どこまでも、たとえ世界の果てまでもあなたについてゆく)
cf. ne fût-ce que... ; ne serait-ce que... : 《文》たとえ…にすぎなくとも

  • en ce que : …という点で
    • La différence consiste en ce que l’un est célibataire et l’autre est marié.
(違うところは一方が独身でもう一方が既婚者という点だ)
           cf. 《前置詞+ce que… : (補足節や状況節を導く) 詳細はce 
à ce que (+ subj.) ; de ce que (+ind.) ; jusqu'à ce que (+subj.) などがある

  • Il ressort (de là) que ... : (以上から)…になる
           cf. ressortir : 生じる(…の)結果になる;ressortir 助動詞はêtre 


言い換え表現や「これ自分じゃ出てこない!」と思う表現
  • à la phase de = au stade de : …の段階で
  • à proprement parler = proprement dit 
  • On ne saurait mieux dire que …
  • d’abord et avant tout

調べた語彙
  • anéantissement : 消滅,消失
  • refouler : 押し返す,抑制する ; = comprimer, contenir, étouffer, réfréner, réprimer
  • imprescriptible : 〔法〕時効の制約を受けない → imprescriptibilité
  • emporter : 結果としてもたらす
  • perdurer : 続く、永続する ; se perpétuer
  • occulter : (光源などを)覆い隠す、隠蔽する ; rendre peu visible, rendre opaque

冠詞について確認したこと
  • en tant que 無冠詞
  • 原則、「N de (無冠詞)N」だけど、「N de Nadj.」は冠詞があることも
  • 否定文:原則、不定冠詞 à de だけど、「Nadj.」の時はun/une

冠詞については、もうちょっと文法書とか調べたほうがよかったけど、まあ限られた時間の中ではこんなものかなという感じです。週中のどこかで、『現代フランス語広文典』(目黒士門著;白水社)『中級フランス語 あらわす文法』(東郷雄二著;白水社)の第1章の冠詞に関する箇所を読もうかなとおもいますが、どれだけ時間があるのやら。
まあ、なにごともできたらやりましょう。

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